大河原雄剛、大枠で生きる

銀座の不動産投資コンサルティング会社「Liferally」社長、大河原雄剛の人生日記

カテゴリ: プロフィール

私が映画の脚本家を目指していたことは以前記事に書きました。今でも映画やドラマを見ると「このレベルの脚本を書けるかどうか」という視点で観てしまいます。で、人気海外ドラマなんかを観てしまうと「あ、レベルが違うな」と思ってしまうわけです。

脚本修行時代、私は喜劇が好きで、特にトリックと謎解きがある脚本を好んで書いていました。中でも自分なりによく書けたと思う作品のことを、恥を忍んでひとつ。

それは“和歌”がキーになるトリック喜劇。ある殺された和歌の先生が時世の句に和歌を残して死んだ。殺人事件か?と思いきや、その和歌を解明していくと全て掛詞になっているようだ。読み解いていくと、それは「自分は薄毛で、人生イヤになる」と悲しんでいる内容だとわかる。他殺ではなく自殺なんじゃないの?という憶測が飛ぶが、実は過去に別れた恋人にだけわかる二重の掛詞になっており、自分が死ぬことでその人に残せるものがあった…。まぁ、ざっくりこんなストーリーです。

「和歌」「恋歌」「殺人事件」と聞くと美しい悲劇のようにも聞こえますが、まぁ、薄毛を気にして…という時点で100%喜劇です。私は当時三谷幸喜さんやジョビジョバに影響を受けたので、どうしてもコントとトリックものを書いてしまう。

また、一般的にも悲劇は泣くポイントは皆ある程度共通していて数パターンしかないけれど、笑いのポイントは人それぞれ。多くの人を笑わせることのできる脚本は、悲劇よりもより一層難易度は高いと考えています。

あとは、私自身がそんなにオプティミスト(楽観主義者)ではないだけに、せめて娯楽として観るものぐらいは喜劇的なものがいい、と深層心理が訴えているのかもしれません。

私は埼玉県民です。

これまでの人生で17回も引越しをしてきましたが、そのほとんどが、住んできたのは埼玉です。17回も引っ越して、そのほとんどが埼玉県内なんて、よっぽど埼玉に愛着があるのかと思いますよね。
うーーーーーん、私の中で自問自答し、深く掘り下げてみても、ないですね…。

埼玉に住んでいるのは「実家が近い」というあくまで合理的な理由です。家族との時間が大事にしたいですからね。やはりすぐに行けて、孫の顔を見せてあげられる環境は大事です。 

いかんいかん、こんな情緒のない理由ではブログにならない。せめて埼玉県の魅力を考えてみましょう。埼玉の魅力…、うーん。有名な観光地ない、美味い料理ない、エンターテインメントない、夏は暑いし冬は寒い…。

あ、有力なスポーツチームはありますね。西部ライオンズや浦和レッズとか。しかし、残念ながら私はスポーツ観戦をしないんですよ。一般的な埼玉県民も、埼玉愛ないからな…。やはり皆利便性で住んでいるのでしょう。

身も蓋もない感じになってしまった(笑

えっと、ただし私、埼玉には未来があると思います。“まだまだ魅力的に改善できる余白がある”とでも言いましょうか。

先ほどの有名な観光地ない、美味い料理ない、エンターテインメントないのは、裏返せば伸び白があるということです。私は政治家ではありませんが、埼玉はこの余白こそが魅力だと思います。この人口減の時代において人口が減らないというのも不思議な底力ですし、希望はたくさんあります。

まだまだ余白のある埼玉、彩の国に色づけをするのはこれからだと思っています。(上手いこと言った!)

いよいよ年の瀬も迫ってきました。この時期は街を歩くだけでちょっと心がアガリますね。中でも弊社のある銀座はライトアップも華やか。中央通りでは買い物袋を引っさげて闊歩している人々で賑わいますし、少し中に入ったみゆき通りや交詢社通りではおじさんたちがクラブで豪勢に一年の遊び納めをしています。

こんな光景を見ると「全産業の経常利益が過去最高に」という今年の夏ごろのニュースもあながちウソではないのだな、と思ってしまいます。

そんな欲望の量がマックスになるシーズンですが、私は相変わらず地味な日々を送っております(笑)。以前ブログ記事にも書きましたが、私の消費行動は昔から変わっておらず、つまり未だに学生並みに質素なのです。言い換えると、欲望の量が少ないんです。

最近周りに言われることもあり、なるべく箔の付くようなブランド服も着始めましたが、基本的にユ○クロを多く愛用しています。夜遊びも苦手、というかそもそも酒が飲めない…。こう言うと聖人君子ぶって聞こえるかもしれませんが、私は逆に、この欲望の薄さが自分の短所だとも思っています。

私の知る限り、起業した人、社長業をやっている人は欲望の量が人並み外れています。名誉欲・成功欲・物欲 etcが大排気量エンジンとなってその人を突き動かします。起業したばかりの時は、そんなパワフルなモンスターたちにどうやって勝つのか?と思案しました。しかしいくら考えても、今更無理に欲望力を鍛えようにもどうしようもない。

考えて導き出した結果が、「知恵比べ力」です。小さな頃から知恵比べのようなゲームが好きでしたし、今も自分の策を立て、それを遂行し、策が当たることを大きな喜びとしています。ビジネスや投資も知恵比べに見立て、勝つことを歓びとする。それだけが私が欲望エネルギーたちに対抗できる唯一の武器です。今のところ、その武器でなんとか渡り合っていると思います(笑)。

もうひとつ、自分を鼓舞することとして「1%以上募金」という活動もしていますが、その話はまた別の機会に…。

皆さんを突き動かすエンジンはなんですか?一度それを見つめ、設定しておくと自分という活動体の運転がより一層上手くいくようになるのでオススメです。

先日、不動産業界新聞の取材を受け、記事になりました。連載コーナーで、経営者や識者の大切な物を紹介するという趣旨のコーナーなのですが。

article_jutakushinbun

いい記事ですね~。ライターさんの力量を感じます。
ただひとつの致命的なミスを除いては。
…お気付きでしょうか?

1_article_jutakushinbun

大河”内”でなく、大河”原”です!

一箇所ならまだしも、文中に出てくる名前もすべて大河内でした。orz

2_article_jutakushinbun

「大河内さん」と呼ぶ社員はいませんよ!
…いや、怒ってはいかん。私もまだまだ知名度が低いということだな。自戒しなければ。

ちなみに私が紹介している「組織行動のマネジメント-入門から実践へ」は本当に素晴らしいです。

こういう実用書って、分厚い本でも結論として内容まとめると1つの解に集約されるじゃないですか。テーマの設定があり、仮説があり、証明としての実例があり、解がある。「1書籍1解」を冗長的に引き伸ばすやり方ですね。

しかしこの本は全く冗長的なところがなく、価値ある情報が簡潔に、ものすごい密度で込められています。ほんとに価値ある本です。オススメです。

突然ですが、最近ランニングをはじめました。運動はゴルフ中心でしたが、「40代、社長、ゴルフ」というベーシックコースに、もう少しユニークネスを加えたいと思い…。いや、ランニングも超ベーシックですが、ランニングはあくまで助走期間・準備運動でしかなく、最終的にはトライアスロンに挑戦したいと思っていまして。まずは次のウィンターシーズンの大会デビューを目標にしたいと思います!

ブログで宣言してしまった…。これはもう有言実行せねば(汗まずはスイム1.5Km、バイク40km、ランニング10Kmのショートディスタンスから。また報告しますよ!

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