大河原雄剛、大枠で生きる

銀座の不動産投資コンサルティング会社「Liferally」社長、大河原雄剛の人生日記

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日本人は不安遺伝子が多く、世界で一番不安を感じやすい民族だそうです。

不安遺伝子はセロトニントランスポーターといい、SS型、SL型、LL型の3種類があり、S型が一番ネガティブ志向に陥りやすいのだとか。そして日本人は、このS型の保有者が98%を超えるそうです。

う~む、なんだか我々は不幸な民族なようです。ここからは私の所感ですが、多くの日本人の問題は性質的に不安症なのに“リスクと向き合わない”ことに由来すると思います。

リスクについて、たいていの人は意識的に目を逸らしているか、あまりきちんと向き合っていないように思います。

たとえば経済的なリスクについて。今後の人生でいくら必要で、今の稼ぎがいくらか。今の稼ぎで残り何年生きて、それにはいくら必要なのか。計算するのにそう時間がかかることでもないのに、把握している人はほとんどいません。(このへんは以前の大枠メソッドの記事にも書きましたが)

これは日ごろの生活レベルでも同様で、私からすると信号待ちの時に車道ギリギリに立っている人も信じられないし、駅のホームで一番前に立つ人も私はリスク感覚が薄いなと感じてしまいます。

その割に多くの人は言いしえぬ不安を訴えます。結局、リスクと向き合わず、その正体を突き止めていないので不安なのではないでしょうか。

ちなみに私はリスクにとても敏感です。敏感なだけに、リスクの正体に目をつぶらずに見極めるようにしているので、あまり怖くはありません。私のビジネスである不動産投資をはじめさまざまな投資をしていますが、それも“やらないリスクの方が、やるリスクより高い”と判断したためです。

リスクをきちんと見つめれば、その原因がわかり、対策を考えて実行すれば、不安はけっこう薄れます。それでもダメだったら、とことん運が悪かった、ということで諦めるだけです。

これは投資をしている人、しようと考えている人の永遠のテーマだと思いますが、ズバリ、私が考える両者の違いは「大きくできる人」と「小さくしかできない人」の差です。会社の経営と全く同じで、ビジネスなら「人に任せられる人」と「任せられない人」の違いです。

投資家としていろんな投資仲間を見てきて、その傾向としては「自分の目が行き届かないといけない」と考える人、「はじめの一歩を踏み出す前にすべてのリスクを自分で理解しないと始められない人」は、そこそこの成功しか手に入らないですね。

私の著書の中でも書いていますが、自分がいくらホームランバッターになったところで、試合に勝つかどうかはわからない。野球チームの監督になれる人が一番結果を残すことができます。ホームランバッターだって良くて3割しか打たないのですから、数ある持駒(資本金や投資商品)どう配置したら一番勝てるか?それを大枠で考えられる人が一番すごいですね。

投資は、どこまでいっても多少運の良し悪しはあります。そこで、運が悪かった時にリスクヘッジできるくらい「大きくできる」かどうか。まぁ、投資の中でも不動産投資はその性質上、失敗することは少ないですが。大きく成功したい方も、そこそこの成功で良い方も、大事なのは自分の人生プランを考えて、どうなりたいかのゴールを大枠でとらえ、それに応じた投資の仕方をするのが一番ハッピーですね。


私の著書ふつうのサラリーマンがもっとハッピーになる不動産投資の授業」の購入はこちらから↓

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松の内もとっくに過ぎてしまいましたが、あけましておめでとうございます。



今年はどんな年にしようかな?

まずはじめたいのが、運動不足の解消です。

なんの新奇性もない抱負ですが、これはアラフォーの宿命みたいなもので、健康面はもちろん、40代の運動量が老後の思考力や記憶力に影響するそうです。

人生100年時代といわれている今、まさにここが正念場なのです。具体的には、より一層ゴルフに力を入れること、そして新しい取り組みとして、トライアスロンをはじめます!

…言ってしまった。

ブログで宣言したら、もう始めるしかないですね。

ブログには自分を追い詰める強制力もあります(笑)。なにか切実にやるべきことがある人には、ブログは強力なモチベーションツールになりますね。



 

さて、プライベートの話ばかりでなく、ビジネスの方の抱負も言わなきゃですね。普通、会社の社長たるもの、一年のはじめに事業戦略やビジョンを語るものですが、私はそれをしません。

基本的に大枠で「最終的にこうなっていたい」という、ちょっと未来のビジネスゴール(と理想の人間像)があり、この枠の中で、細かくチューンナップしていくやり方が自分にはあっているようです。

放っておいても四六時中ビジネスのことを考える習慣がついていますし、何か決まった道があるよりはシチュエーションに応じて細かくアクションする方がうまくいきます。

まさに大枠メソッドのビジネスプラン版ですね。



というわけで、2017年も大枠で生きる。皆様、本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

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「大河原雄剛、大枠で生きる」

この意味不明なタイトルについて、各方面から突っ込みが入っているので

ここらで説明しなければ…。

先日出版した書籍の中でも触れていますが、

私は不動産投資において「大枠メソッド」という考え方を提唱しています。owaku1

(↑画像:著書「ふつうのサラリーマンがもっとハッピーになる不動産投資の授業」より) 

これは「人生の現在地と目的地を明確にし、大枠で捉えて実行に移す」という考え方です。

残りの人生にかかるコストって、考えてみると割と簡単に出るんですが、

おそらく2030代でそれを真剣に考える人ってあまりいないと思うんですよ。

私が出会う人に「あなたの人生の目的地と、そこまでにかかるコストはどれくらいですか?そのコストと、自分の残りの生涯で得られる収入を比較した時、

その目的は達成できますか?」と問いかけた時、だいたいの人は答えられません。

それは「まだまだ自分は働き盛りだし、給料もこれから上がるし、

上手くいかないわけがない」という楽観的な姿勢ゆえかもしれない。

逆に未来に希望を見出せない状況で「お金のことを考えるのも怖い」からかもしれない。

 

いずれにしろ日本ではお金のことを考える教育がなされていないからか、

質問されて初めてそれを真剣に考える必要性に気付く人が多いです。

ただ、否が応でも向き合わされる老齢期に現実を知っても手遅れという場合が多い。

そこで、きちんとお金と向き合い、行動する勇気を得るために編み出したのが

「大枠メソッド」です。

目的地と現在地の道筋を大枠でなんとなくイメージし、

そこにギャップがあるなら、それを埋めるために必要な金額を概算で算出する。

難しい計算は必要ありませんし、ほんの数分でできる作業です。

そして、それをするだけで、私たちの問題点が少しずつ見えてきます。owaku2

問題点を一つ一つ精緻に洗い出していく作業は恐怖を伴いますし、

リスクを考えすぎると一歩も踏み出せません。

ところが大枠で捉えると、不思議と落ち着いた気持ちで問題と向き合えます。

遠く離れた場所からなら、苦手なホラー映画のスプラッターシーンも見れる、

そんな感じなのかもしれません(笑)

 

繰り返しになりますが、

あなたの人生の目的地と、そこまでにかかるコスト。

そのコストと、自分の残りの生涯で得られる収入。

一度大枠で算出してみることをオススメします。

 

詳しくは私の書籍でも考え方を紹介しているのでぜひ!

 

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この大枠メソッドは不動産投資だけでなくいろんな分野に応用できるので、

また日を改めてブログに書きますね。

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