「うまい話には裏がある」イマドキそんなおばあちゃんが言うような言葉!と思うところですが、投資の世界では常にこの言葉を携えなければ痛い目を見ます。
それがどんな種類の投資であれ、優劣や成否の多くは「利回り」で語られます。不動産投資は一般的に利回り5%前後の世界で、利回りがそこまで大きくない代わりにリスクも低く、複数物件を投資することでリスクヘッジもしやすいです。私が不動産投資について「ローリスク・ミドルリターン」と謳っているのはそのためです。今回は高い利回りを語った「うまい話には裏がある」の例を話したいと思います。
ここ数年、利回り10%を謳ったシェアハウス物件が投資対象として近年ブームで、世に出回っています。その魅力的な売り口上は利回り10%だけではありません。「サブリースで家賃30年保証」や「シェアハウスは今後も需要うなぎのぼり」などの魅惑的な言葉とセットです。シェアハウス物件で一気にのし上がったスマー○デイ○(ほとんど言ってる
笑)という企業がありますが、昨年そのシェアハウス投資が破綻し、被害者の会も結成されて一部ニュースになりました。
我が社にもやたらとこの手の物件を扱うよう声がかかりましたが、それは全て断りました。まず、明らかに原価と売値のバランスがおかしいのです。たとえばシェアハウス物件では、原価がどう見ても5,000万円の物件を1億円で売ろうとします。それは適切な評価額や原価から導き出した設定ではなく、還元利回りから算出した価格だからです。還元利回りの設定がそもそもおかしいのでとんでもない売値になるわけです。
サブリース(高額家賃保証)シェアハウスはすでに悪名高いのでご存知の方も多いと思いますが、そもそもサービス自体誰かが泣きを見ないと成立しない仕組みです。そういう歪な物件契約を勝ち取っても買主さんが不幸になるのは目に見えているので、わが社はその手の話は全てお断りさせていただきました。
やはりこういううまい話は誰かが辛い汁を飲まされるようにできていることが多いと思います。誰かの犠牲を要する仕組みの歪さは、そのままお金に目が眩んだ誰かの心の歪みです。私はわが社の社員も、お客様もその歪みの中に巻き込みたくありません。投資はハッピーな人生のためにあるのです。
ライフラリは「ふつうのサラリーマンがもっとハッピーになる不動産投資」を心がけ、これからも健全な投資のアドバイスをしていきます。
不動産投資のご相談はライフラリへ。
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